7日朝、午前当番のめぐさんを駅で迎えて二人で窯に行きました。
駐車場に車を止めると東屋の下にブロックを並べた長い炉があり煙が出ていました。朝からたくさんのさんまを焼いているのかと思いましたがさにあらず。6日の午後3時ころ大事件が起こったとのこと。6日の午前中に帰宅してから7日朝まで窯にこなかったのですが、なんと正面の最前列の棚組がくずれたとのことでした。
それから助け出せる作品を窯から取り出しては強還元をかける作業を繰り返していたようです。
私が行ってからの作業をまとめてみます。
まず取り出せそうな作品を見つけて窯から出す作業です。
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| 作品を見つけると鉤づめのついた鉄棒で 口回りをひっかけて持ち上げ引き出します。 時間がかかると鉄棒が熱で赤熱し やわらかくなってしまうので、 重い作品はもう一人がフォークを下に差し入れて 落とさないように窯から出します。 |
| | | <引き出した作品はあらかじめ藁やもみ殻を入れて空気を遮断できる容器に移しふたをして蒸し焼きにし強還元をかけます。 |
かっちゃんの花器の例です。
藁などが燃え切ったと思われるところで外にだします。
残念なことに花器は冷め割れか衝撃かで大きくわれてしまいました。でも金継ぎにすればすてきな花器になりそうです。
次は最後に引き出した小野田さんの作品です。
還元をかけ終わって容器をあけてみると、なんとほとんど全体が銀色になっていました。
金属光沢がでることは普通ですが、全体に銀色になったのは初めてです。
助け出せそうなものを引き出し終わったところで、窯内の温度を上げにかかりました。
長くなるのであとはパート2で報告します。